ゲーム遍歴Part1

 


特に思い出のあるゲームについてのみ数回に渡って書いていく。ただし基本ゲーム禁止の家庭で育っている為、プレイした事のあるゲームはあまり多くない。

 


今回はスマブラシリーズだ。これは私の人生最初に触れたゲームである。幼稚園の友達の家にあり、当時はひたすらカービィを使って遊んでいた。まだやり込むようなことはなかったが、友達の家ではスマブラばかりやりたがった。

小学2年生の時に別の友達の家に遊びに行った時、スマブラDXがあった。当然一緒に遊んだが、64と比べてボタン配置が大幅に変更されたことや、友達がやり込んでいたことから9割負けた。残り1割も神殿下部での泥仕合に勝ったもののみである。それでも楽しかった。ただ、当時東京の学校に通っていたが、そこではゲーム自体流行っていなかった為、それ以降スマブラをすることはなかった。

小学5年生になり、埼玉へ引っ越してからは誰かの家で遊ぶのが主流だった為、スマブラをする機会が出来た。もちろん皆強かったが、ひたすら友達にボコられつつ学習し、6年生に上がる頃には仲間内十数人の中で1,2位を争うレベルまで上達した。その中でスマブラを持っていなかったのは私だけだった。

 

中学生の時にWiiスマブラXが発売された。遊ぶ友達も中学に上がり単純に増えたが、発売当初は変わらずトップの座を争っていた。

だが、中学3年生の時に初めて同じクラスになった人とスマブラをしたらボコボコにされた。3ストックのタイマンで1ストック落とすのが精一杯だった。その人が属する3人グループは皆同じレベルだと言う。私は自然とそっちのグループとよく遊ぶようになった。中学3年が終わる頃にはその強いグループの中でも1番になった代償に、受験勉強の時間を全てスマブラに費やしたお陰で偏差値が10下がった。高校は偏差値が下がる前に確約を貰っていた私立の進学校へ行った。


高校へ行くとあらゆる友達が「地元ではスマブラ最強だった」と言っていたので全員ボコボコにした。2ストック以上落としてくる人は1人もおらず、大抵が1ストックも落とせないレベルだった。

大学へ行くとあらゆる友達が以下繰り返しにより中略。

 


ただ、大学生の間にただ1人1度も勝てなかった相手がいる。当時の彼女だ。

彼女はスマブラ大会に出る程強く、大会の結果こそ全参加者の半分くらいしかいかないらしいが、井の中の蛙であった私をボコボコにするには充分すぎる程強かった。

私はこれまでと同じようにひたすら戦って同じレベルまで強くなろうと思った。だが彼女はあまり戦ってくれなかった。向こうからすれば相手にならない私と戦い続けるのは楽しくないらしく、毎回すぐに他のゲームをしようと言われた。「強くなる為にアドバイスが欲しい」と頼んでも「感覚派だから分からない。強い人にひたすらボコられていればいつの間にか強くなるよ。私はそうやって強くなった」としか言わなかった。もろちん私には他に強い友達などいなかったし、そもそも自分の彼女が断るようなことを他に誰がやってくれるというのだろうか。よって私は数ではなく質で強くなる為、毎回メインキャラしか使ってくれない彼女に他のキャラを使って戦ってみてほしいと頼んだ。すると「他のキャラは使えないから嫌だ」と断られた。だがこれで引き下がってはいよいよ強くなる手段が無くなる為、ひたすら説得してやってもらった。1戦目はギリギリだったが私が勝った。すると彼女は非常に不機嫌になり、「もうやらない」とそれ以降スマブラをしてくれなくなった。

以上の通り、当時の彼女は大変性格が悪かった為、友達とイタリアへ旅行に行った際にトレビの泉でコインを3枚投げてきた。